雄犬のトイレのポイントは壁だった!?
2017/10/17
雄犬のトイレの悩み
雄犬は、雌犬と違い、足を上げておしっこするので、室内犬の場合、どこにおしっこをするのか良く分からないということでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな、お悩みの方にどうすれば、雄犬が、きまった場所におトイレをするのかということをご紹介いたします。
雄犬のおしっこの習性
そもそもなぜ、足を上げておしっこをするのでしょうか。
それは、自分が他の犬に比べてどれだけたかいところにおしっこをできるかということを誇示するために、わざわざ足を上げておしっこをしていて雄としての威厳を示しているからです。
これは、雄の犬が本能的に持っているもので、大型犬であろうが、小型犬であろうが、高いところにおしっこをするために、足を上げておしっこをするのです。
弱い犬ほど良く吠えるとも言われますが、犬は、弱かろうが強かろうが関係なく、できるだけ、高いところにおしっこをひっかけるために、わざわざ高いところにおしっこをするのです。
ちなみに、一般的に犬は嗅覚がするどいことが良く知られていますが、よく他の犬がおしっこをした後を鼻でくんくんとにおいを嗅いでいるのは、他の犬がどれ程高くおしっこをしたのかを確認するための作業として、においを嗅いでいるのです。
自宅でおしっこを覚えさせるためには
さて、ここまで説明してくると、自宅で上手く決まった場所におしっこができないわんちゃんも、どのように決まった場所でおしっこをさせたら良いのかが少し見えてきます。
まず、自分のおしっこでも他のわんちゃんのおしっこでも、においのしるしをつけて、そこで、おしっこをするべきなのだと覚えこませることです。
上記のように、他のわんちゃんとの比較の中で自分の優位性をわんちゃんは誇示したがるので、できれば、他のわんちゃんのおしっこを下の方につけ、そこに飼っているわんちゃんのおしっこをさせるのが理想的ではあるのですが、他のわんちゃんのにおいを持ってくるのは至難の業なので、できなければ、飼っていらっしゃるわんちゃんのおしっこのにおいを、どこか、他でやったおしっこでかまわないので、おしっこをさせたい場所に染み込ませて、そこでおしっこをすべきだと覚えこませるのが、良い方法です。
さらには、わんちゃんは、やはり高いところにおしっこをして、自分のことを誇示したいので、できれば、壁を置いてやって、高いところにおしっこをしたとわんちゃんに認識させることが理想的です。
高いところにおしっこがとどくとわんちゃんの自身につながり、以降もその壁に向かっておしっこをし、自分より高いところにおしっこをするわんちゃんがいないと認識することで、自然と、そこで、おしっこをするということを習慣づけとしてできるようになってきます。
覚えるまでの繰り返し
わんちゃんが、おトイレなどを覚えるには、当然繰り返すことが必要になってきます。
お手やおかわりも同じですが、最初からできるわんちゃんはいません。
しかし、わんちゃんというのは、非常にかしこいもので、一度覚えてしまうとそれが、習慣化し、きちんとルールを自分自身で守って永続的にそれを繰り返すようになります。
今、わんちゃんが、おトイレを決まった場所で、上手くしてくれないとお嘆きの方もいらっしゃるかもしれませんが、お手やおかわりができるようになったように、きっとおトイレも上手くおトイレと決められた場所にできるようになるはずです。
それには、反復練習あるのみです。できた時には、ほめたり、ご褒美を上げて、上手くいかなかったら、丁寧に諭してやり、その繰り返しの中で、きちんとおしっこのにおいを予めおしっこをして欲しい場所に染み込ませておければ、きっと、おしっこの場所を覚えさせることに成功するでしょう。