犬がトイレを失敗するようになった理由を徹底解剖!
2017/09/25
犬がトイレを失敗するようになった理由は、環境が気に入らないことや病気などが理由と考えられる事が多いです。
シートを変えたなど小さな変化であっても、神経質な性格だと気づいてそこでトイレをするのを嫌がるようになります。
いつも置いていない物が近くにあって、それを恐れているなどその場所が気に入らない理由は様々です。
環境が気に入らないとキッチンマットなど代わりになりそうな場所を選ぶ傾向があります。
元々同じ場所で排泄する習性を持っているので、代わりになる物を除去し行動できるスペースを狭くすれば元の場所で排泄するようになります。
また、臭いが残っている場合は場所を固定しても嫌がるので、ペット専用消臭スプレーで快適な環境作りを行います。
間違ってした場所にも消臭スプレーを使って習慣になるのを防ぎます。
人間用の消臭スプレーは人間には無害でも犬には有害であることが多いので使わないようにしましょう。
ペット専用消臭スプレーは口に入っても大丈夫な成分で殺菌効果や消臭効果を発揮するので、ペットがいる家庭に優しいです。
また年をとればトイレの回数が増えて間に合わなくなったり、ルールを忘れてしまうこともあります。
排泄の変化や泌尿器系や腎臓などの病気が原因であることも少なくありません。
視力が低下して本来排泄するべき場所が分からくなっている可能性もあります。
排泄しようと体勢を整えても済ませるまでに時間がかかるなど、様子がおかしい場合は再トレーニングを無理やり行うのではなく獣医師に相談するのが良いです。
そして関節炎などで決められた場所まで行けないこともあるので、しっかりと飼い主も犬の老化に付き合っていく必要があります。
老化などの場合はしつけをしても意味がないので、失敗しても部屋が汚れないように専用おむつを着用させるなどの工夫をします。
布製品は汚れやすいので、トイレで失敗してもすぐに洗濯できるものを選びます。
さらに犬が寂しさを感じてわざとトイレを失敗する場合があります。
これは飼い主が外出中の時に起こることが多いです。
失敗すれば飼い主が何らかのリアクションを取ってくれるので、それが嬉しくて同じ失敗を繰り返してしまいます。
何が理由であっても飼い主は大声で叱ってはいけません。
病気や怪我以外が理由で正しく再トレーニングすることは大事ですが、汚れた部屋を見て感情的に叱るのはしつけではありません。
犬はたとえ飼い主が怒っていても注目されることに喜びを感じるので、叱られても改善することにはつながりません。
あまり厳しくしすぎると排泄自体が悪い事だと認識して、飼い主に隠れて排泄したり自分の糞を食べて飼い主にバレないようにしたりします。
昔の日本では排泄物を鼻に無理やり押し当ててトレーニングをするといった間違った情報が流れていたこともありました。
しかし犬は違う場所で排泄したことと排泄物を押し当てられるという罰を与えられていることのつながりが分からないので、しつけには含まれません。
むしろ信頼関係を損なう可能性があるので、絶対に行ってはいけません。
また、飼い主に構ってもらいたいことが原因となる失敗にうれションもあります。
うれションは外出先から帰ってきた飼い主に興奮して少量だけ尿を漏らしてしまうことで、成長するにつれて改善することも多いです。
群れの中で順位を付けて生活してきた動物なので、うれションをする行為は飼い主に対する絶対服従を意味しています。
特に小さい時は起こりやすいですが、飼い主はあまり気にしないようにしましょう。
大きくなっても続くようならば、待てやお手などの訓練を行います。
落ち着いて行動することを学ばせれば、飼い主が帰ってきても興奮を抑えることができます。
元々しつけが徹底されている場合、すぐに「伏せ」をさせると尿が出るのを防げます。